参考>>
1. ミニチュアホースとは
 ミニチュアホースと一般の馬との違いですが、まず体高の基準が違います。
馬の背の高さはキ高(キコウ)と言いまして首と背中の間に小さなコブがあり、地面からそこまでの高さをいいます。ミニチュアホースは一般に80cmまでが基準です。ちなみにサラブレッドは160cm〜175cmです。
原産国アルゼンチンのファラベラが、アメリカに渡り、繁殖をされたのが「アメリカンミニチュアホース」ですが、純血のファラベラとは、区別されます。

2.飼い方
 まずミニチュアホースを飼うスペースがどれだけ必要なのかということですが、広いことに越した事はないですが、車1台分のスペースがあれば飼えます。5坪(10畳)以上のスペースがあれば散歩の必要はありませんがそれ以下のスペースしかないお家は1日に30分程度の散歩をさせてあげて下さい。一番大事なことはストレスを溜めてはなりせん。狭い場所に何日も閉じ込めたり、騒音のひどい場所で飼ったり、あまりかまってあげなかったりするとストレスが溜まり、病気の原因にもなります。

※ 餌について
 1日に2回〜3回与えます。1回の内容は乾草(チモシーなど)、もしくはヘイキューブにふすま、大麦などです。1回の量ですが、乾草1k+ふすま500g+大麦200g位です。おやつににんじん、りんご、野菜くず、生草を与えてもいいでしょう。水はバケツに入れ、欠かさないよう気をつけてください。餌の購入はJA(農協)や飼料屋さんに行けば売っています。餌代は1ヶ月に5千円あればお釣りが来るでしょう。

※ 小屋について
 広いほど快適ですが、最低の大きさは高さが1m30cm、間口が1m50cm、奥行きが1m80cmが限度だと思います。床には稲ワラかおがくず、新聞紙の刻んだものなどを敷いてやって下さい。

※ 手入れ
 ブラッシングをしてあげてください。それから蹄(ひずめ)の裏を掃除してやって下さい。(マイナスのドライバーなどで)年に2度は駆虫剤を飲ませて駆虫しましょう。 暖かい日は丸洗いしてもかまいませんが、よく拭き取ってあげてください。寒い日や、風があるときは風邪をひくのでブラッシングで汚れを落として下さい。
馬の蹄は少しずつ伸びます。大きいヤスリで削ってあげればいいのですが、自分でできない方は近くの乗馬クラブの方に装蹄師さんを紹介してもらい削ってもらいましょう。蹄鉄は履かせる必要はありません。

3.馬の病気
 まず獣医さんを見つけておきましょう。犬猫の動物病院の獣医さんも馬を診れる方もいますが専門ではないので小動物以外も診れる獣医さんを探しましょう。近くに乗馬クラブや牛を飼っている農家の方に聞けば教えてくれます。馬の病気で多いのがやはり風邪です。発見方法はまず餌の食いが悪くなります。次に人間と同じように青鼻を垂らします。(餌を食べると鼻の周りに餌が付きます)咳をします。ほっておくと肺炎になってしまいます。発見したら獣医さんを呼んで抗生物質を注射してもらいましょう。 発見が早ければ1回で治ります。次に多いのがセンツウといって腹痛です。原因は色々あります。水が無かったり、濃厚飼料(麦、ふすま、とうもろこしなど)の食べ過ぎ、冷え、運動不足などです。要は腸が詰まってしまうんです。発見方法は餌を食べない、前掻きをする、自分のお腹を見る、寝転がる、発汗をするなどです。獣医さんが到着するまで引き運動をして腸を動かして糞(ボロ)やおならを出してやります。

Back to Top